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葉を落とした枝越しに芝生の先へ望む、宵闇に室内から明かりが灯るHotel Utano

ホテルニューアワジグループ

日本の旅行者に選ばれてきた宿。

ホテルニューアワジグループ:Hotel Utano

1953年、淡路島の古茂江海岸に一軒の宿が誕生しました。それから70年、ホテルニューアワジグループは、大阪・京都・神戸を含む関西を代表するホスピタリティ企業のひとつとなりました。現在も創業家による経営を続けながら、瀬戸内海に浮かぶ淡路島、港町・神戸、京都、琵琶湖のリゾートエリア、岡山、そして四国という6つのデスティネーションで、20を超える施設を運営しています。その顔ぶれは、歴史ある温泉旅館から、Sheraton Kobe Bay Hotel & Towersまで多岐にわたります。

Moongateは、海外のお客様に向けた発信において、グループのパートナーを務めています。グループ初の英語版ウェブサイトでは、ゲスト体験、コンテンツ構成、ビジュアルの方向性を定義し、開発を担う国内のパートナー各社と連携しながらサイトを構築しました。あわせて、グローバル向けのコピーとコンテンツ基準を策定し、全施設を対象としたソーシャル戦略を立案しました。現在もPR、マーケット戦略、ゲストエクスペリエンスについて助言を続けています。

70年にわたり受け継がれてきた「おもてなし」は、これまで海外に向けて十分に伝えられる機会がありませんでした。私たちのやくめは、その価値を大切にしながら、海外の旅行者にとって分かりやすく、施設選びから予約、そして再訪へとつながるコミュニケーションをつくることです。

淡路島 神戸 京都 琵琶湖 岡山 四国

パートナーシップについて

私たちの関わり方。

Moongateは、デザインと経営コンサルティングの両面からグループに関わり、ウェブサイト上のゲスト体験から、お客様が実際に手に取る印刷物まで幅広く支援しています。私たちは、ゲスト体験の考え方や基準、デザインの方向性を定め、国内の製作・開発パートナーと連携しながら、それぞれの施策へと展開しています。

日本のホスピタリティには、世界に誇れるサービスがあります。一方で、その魅力や価値が海外のお客様に十分に伝わっていないケースも少なくありません。私たちが大切にしているのは、日本ならではのサービスや文化を深く理解し、守るべきものは守りながら、海外のお客様の視点で分かりにくい部分を見つけ、伝わるかたちにしていくことです。

私たちのチームは、アメリカ、日本、韓国のメンバーで構成されています。それぞれの言語と文化を理解し、創業家による経営ならではの意思決定のあり方を尊重しながら、海外の旅行者が求めるデザインやサービスの基準を取り入れています。こうした多様な視点と経験が評価され、当初は一つのウェブサイト制作から始まった取り組みが、現在では複数年にわたる継続的なパートナー関係へと広がっています。

ホテルニューアワジグループのシネマティック映像。Moongate Design Studioの支援のもと撮影・監督されました。映像はミュートで再生されます。音声はコントロールからお楽しみいただけます。

パートナーシップの内側。

広い空の下、琵琶湖畔の芝生の先に客室棟が建つBiwafront Hikone
ホテルニューアワジグループ:Biwafront Hikone

ブランド&クリエイティブディレクション

20を超える施設と、世代を超えて受け継がれてきた歴史。一方で、その魅力を海外のお客様にどう伝えるかについて、グループ共通の基準はありませんでした。各施設は長い時間をかけて、それぞれ独自の個性や表現を築いてきました。日本語ではそれぞれの個性が自然に伝わりますが、英語では、海外の旅行者に各施設の特徴やグループとしてのつながりが伝わりにくいという課題がありました。

私たちはまず、全施設の発信内容を整理・分析し、それぞれがどのように紹介され、何を伝え、誰に向けて発信しているのかを確認しました。そのうえで、グループとして共通して伝える価値と、各施設が持つ個性を整理し、ブランド全体の考え方を構築しました。英語でのトーンや表現についても、海外のお客様になじみのない日本独自の言葉や文化をどう伝えるかを含め、具体的な基準を策定。さらに、写真、タイポグラフィ、カラーについても、各施設が培ってきたアイデンティティを尊重しながら、グループとして一貫性のあるビジュアルの方向性を定めました。

これらの基準はすでに策定され、実際の制作物に取り入れられています。現在も、制作物の更新に合わせて各施設へ順次展開し、グループ全体の表現を段階的に整えています。

デジタル戦略&ウェブサイト

グループにはこれまで、海外のお客様に向けた英語版ウェブサイトがありませんでした。検索や予約サイトから訪れた海外のお客様が、施設について英語で詳しく知るための情報が十分に整っていませんでした。

私たちは、海外のお客様の視点からウェブサイト全体の方向性を設計しました。誰のためのサイトなのか、予約までにどのような情報が必要なのか。6つのデスティネーションにまたがる20を超える施設を、どのように整理し、分かりやすく案内するか。ビジュアルの方向性からページ構成、施設ページのテンプレート、ゲストジャーニーまで、一貫して設計しました。開発・公開は、ホテルニューアワジグループの社内技術チームが担当しました。

サイトはすでに公開されており、現在も施設構成の変化に合わせて、サイト構造やコンテンツについて継続的にアドバイスを行っています。

英語版ウェブサイトを見る newawaji-hotels.com/en

SEO&AI検索への最適化

現在、多くの旅行者はホテルの公式サイトから旅の検討を始めるわけではありません。検索エンジンや予約サイト、そして近年ではAIアシスタントを通じて情報を集め、公式サイトを訪れる頃には、宿泊先の候補がほぼ固まっていることも少なくありません。

私たちは、検索エンジン、予約サイト、AIアシスタントのいずれからも見つけられるよう、英語コンテンツを設計しました。海外の旅行者が瀬戸内海、神戸、関西の温泉旅行などを実際にどのような言葉で検索しているのかを調査し、それをもとにキーワードやコンテンツを設計。検索エンジンが内容を正しく理解できるページ構造やメタデータを整え、さらに旅行者の疑問に答える情報を、AIアシスタントにも理解・参照されやすい形で構成しています。

日本のホスピタリティ業界では、AIを通じた情報発見への対応はまだ始まったばかりです。今の段階から環境を整えておくことで、今後さらに重要になる新たな情報接点に、いち早く対応することができます。

ソーシャルメディア戦略

各施設はそれぞれ投稿を行っていましたが、どのアカウントが誰に向けて発信しているのか、またグループ全体のチャネルがどう関係し合うべきかについて、全体を通した方針はありませんでした。

私たちは、グループ全体のソーシャルメディア戦略を構築しました。施設タイプと市場ごとにターゲットを設定。各アカウントが何を、どの頻度で、どの言語で投稿するかを定めたコンテンツフレームワーク。グループアカウントと施設アカウントが、役割を重複させずに分担するための指針。さらにKobe Bay Sheratonについては、現状のポジションを評価し、アカウントを今後どう育てていくかのロードマップを提示しました。

フレームワークはすでに整い、アカウントごとに順次展開されています。

印刷物&ゲストツール

印刷物は、「おもてなし」が今なお目に見えるかたちで表れる、大切な接点のひとつです。同時に、日本語のみで用意されることも多く、海外のお客様にその内容が十分に伝わらないことがあります。

私たちは、季節ごとの販促物、客室内の印刷物、ゲスト向け情報誌まで、グループのお客様向け印刷物全般に携わっています。制作は原則としてバイリンガルで進め、英語は単なる翻訳ではなく、海外のお客様に自然に伝わる表現として制作しています。デザインについても、それぞれの施設が持つ品質や世界観にふさわしい仕上がりを大切にしています。

戦略&アドバイザリー

ここまでの取り組みはいずれも継続的なものです。だからこそグループに必要なのは、単発のプロジェクトの積み重ねではなく、継続的に関わるパートナーです。

Moongateは、経営チームと継続的に意見を交わしながら、さまざまな意思決定をサポートしています。PRやマーケット戦略、海外の旅行者や取引先にグループをどう伝えていくか、また新規施設やリニューアルにおけるゲストエクスペリエンスについてアドバイスを行っています。その対象は、いまや欧米の旅行者だけではありません。日本最大級のインバウンド市場のひとつであり、旅行や予約、情報収集の方法も欧米とは異なる韓国市場についてもアドバイスを行っています。私たちは日本語と英語の両方で業務を行い、創業家による経営ならではの意思決定のあり方も理解しています。こうした理解も、私たちが適切な提案を行ううえで重要な要素です。

こうした関係は現在も継続しており、海外のお客様に向けた新たな取り組みについても、プロジェクトとして動き出す前の段階から方向性をともに検討しています。

海外のお客様のためのデザイン

日本のホスピタリティグループが、その物語を世界へ伝えるお手伝いをします。

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